社員INTERVIEW

人事 渡辺則人 NORIHITO WATANABE [2008年キャリア入社] 障がい人事 渡辺則人 NORIHITO WATANABE [2008年キャリア入社] 障がい
人事 渡辺則人 NORIHITO WATANABE [2008年キャリア入社] 障がい
from JAPAN/Nagoya

Q1 障がいを持ちながらも次なるキャリアを描き、挑戦。豊田通商に入社した理由は?Q1 障がいを持ちながらも次なるキャリアを描き、挑戦。豊田通商に入社した理由は?

私は弱視と呼ばれる障がいを持っていますが、前職では製薬会社において知的財産、生産管理、そして人事と、キャリアを歩んできました。そのときに妻の育児休業満了や親の介護にともない、地元でもある愛知の企業への就職、そして自分自身のステップアップにつながる選択を、と考え豊田通商へ。当時は、豊田通商にダイバーシティ推進室が設立されたばかりの頃で、転職面接というよりカジュアルな雰囲気で話をしました。
話をする中で、ここでなら新たな挑戦ができるし、業界こそ違えども前職での経験も役立てられると思い入社を決めました。転職時に障がいに関する不安はなく、ちょうど合併直後で大きく変わっていく空気を感じており、「これから多くのチャレンジができそうだ」との期待のほうが大きかったです。

障がいを持ちながらも次なるキャリアを描き、挑戦。豊田通商に入社した理由は?

Q2 入社してみて感じたことは?Q2 入社してみて感じたことは?

入社直後は、ビジネスをより拡大させていくフェーズの中で、自らの役割発揮、なすべき課題解決に向けて貪欲に取り組んでいける、そんなワクワクする感情を強く感じたのを覚えています。そして実際に豊田通商は障がいの有無に関係なく新しいことに意欲を持って取り組んでいく姿勢をしっかりと評価してくれました。「障がい者だからこのくらいやってもらえれば良い」といった周囲の姿勢はなく、私の意思と提案の内容に上司や同僚が真摯に向き合ってくれたため、当社のありたい姿を実現していく一人として、私も多くのプロジェクトに携わることができています。

Q3 今までの経歴を教えてくださいQ3 今までの経歴を教えてください

2008年に入社し、国内の労務業務を担った後、グローバルでの人財開発や教育方針の策定に携わりました。そして新規事業を創出する1年間の研修受講とともに、メディカル領域の新規案件探索を行い、インドでの病院設立プロジェクトを主担当として取り組みました。その後、人事部に戻り、国内外の労務業務、人事制度改定や運用、労働組合との折衝、年金制度改革などに携わってきました。障がいの有無は関係なく、多様な経験を積めるキャリアを歩んでこられたと思っています。

今までの経歴を教えてください

Q4 現在のお仕事を教えてくださいQ4 現在のお仕事を教えてください

豊田通商で働く3,315人に適用される人事制度の設計・運用を担っています。具体的には評価・昇格・異動・雇用制度の運用を通じて、社員のより良いキャリア形成、自律的に社員が成長していく環境構築を行っています。とは言え、人事制度と言ってもその内容は多岐にわたります。時代や取り巻く環境、価値観が変わっていく中で、当社のありたい姿をもとに制度を常に検討し続けなくてはいけません。また、制度設計と同じくらい大切なのが現場での運用です。制度は創って終わりではありません。社員の業務・ライフイベントはさまざまであり、明文化した制度だけでは、日々の中で表面化してくる問題のすべてを拾いきれるわけではありません。いわば制度の隙間に入ってしまった個別の状況に向き合い、手を差し伸べていくことが大切です。柔軟な発想での臨機応変な対応、それが社員の納得やさらなる成長、当社へのエンゲージメントにつながっていくと私は考えています。

Q5 豊田通商で働く面白さとは?Q5 豊田通商で働く面白さとは?

商社というスタイルだからこそ、なにもないところから価値をつくりだせるのが一番の面白さです。業務と真剣に向き合い、眼前の課題解決に取り組むことで、それが次なるチャレンジにつながり、キャリアを歩んできました。その具体的なエピソードとして、人事部から新規事業開発部に異動したことをあげます。人事部で労務業務を担っていたときに「人事は新規事業研修を実施しているが自分たちは参加していない」との声があがったことがありました。人事部の出身で新規事業を担うというのは当時では珍しかったのですが、誰もやらないのであれば私がとの想いで参加し、社長プレゼンの機会が与えられ、事業立ち上げを任されました。そして、当時は海外現地出張も10回以上行きながら、インドにおいてメディカル領域でのプロジェクトを推進していました。このような経験にあるように、事業部や業務といった枠組みにとらわれず、意志があればチャンスはまわってくる、それを豊田通商でキャリアを歩んできて感じたことです。そしてそのような環境に身を置くことは、私だけでなく多くの人にとっても刺激的な日々になると考えています。

豊田通商で働く面白さとは?

Q6 ご自身のビジョンを教えてくださいQ6 ご自身のビジョンを教えてください

これからの人事分野で求められるのは、多様な人財のさまざまな働き方、業務のスタイルに向き合い、多様な個性の活躍を支援していくことだと思います。私はこれまで労務業務や個別案件対応、人事制度の設計や運用を通じて、多くの社員の声に耳を傾け、心のひだ(襞)に触れてきたからこそ、一人ひとりに寄り添える人事施策の担い手となれると考えています。当社が表明するDE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)を実現し、また、豊田通商が多様な人財の活躍する会社であることを自ら体現していきたい。私自身、これまでの人生において、障がいゆえに常に制度の壁や前例がないことと対峙し、ルールや生きる環境を整備してきました。だからこそ、豊田通商を健常者や障がい者といったカテゴライズのない、しなやかな考え方を持って発展する会社にしていく、そのような貢献ができたらと考えています。

ご自身のビジョンを教えてください

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※所属部署及び内容は取材時のものです。