TOYOTA TSUSHO CORPORATIONTOYOTA TSUSHO CORPORATION

世界が求める現実をつくる。

ABOUT TOYOTSU TOP MESSAGE

TOP MESSAGE

2018年4月時点

変化を恐れず、
共に挑もう。

取締役社長貸谷伊知郎ICHIRO KASHITANI

「現在の世界について」

世界人口は74億人にまで達しましたが、その推移は地域や国によって大きく異なります。先進国で少子高齢化が進展する一方、例えばアフリカ地域では大きく人口が増加しています。このような地域によって異なる動きは、政治や経済の面でも同様であり、地域性が強くなってきているのが現在の世界だと感じています。世界中にまたがるサプライチェーンは、一国、一地域の変化による影響を今まで以上に受けやすくなっています。それゆえ、ビジネスを推進していく上でも、その変化を見据えて、国に対して、地域に対して貢献するという強い気概と志がより一層重要になっていくと私は考えています。

「当社の戦略とビジョン」

当社の戦略は商品本部単位での策定と遂行を基本としていますが、2017年4月に初めて地域主体のアフリカ本部を立ち上げました。その狙いの1つは、各商品本部のアフリカ関連ビジネスを統合し、よりアフリカ起点の発想で戦略立案と業務遂行を進めることです。同地域においては、2012年に資本参画、2016年に完全子会社化したCFAO※1とのシナジーにより、54カ国中、53カ国をカバーする体制が構築されており、これを基盤として、現状に満足することなく新たなビジネス創出に果敢に挑んでいきたいと思っています。
 また、モビリティの分野に代表されるように、世界では現在、100年に1度と言われるような産業構造の大きな転換が起きようとしています。自動運転やコネクテッドカーの開発・普及と、それに伴った新都市交通システムの発展など目まぐるしく自動車関連の技術が進展しています。当社は、この転換期に対応していくために、ネクストモビリティ推進部を新設。営業本部横断組織を設立し、「素材置換」「次世代自動車サービス」「EVコンポーネンツ※2」「スマートファクトリー※3」の4つのテーマで新規ビジネスの創出に向けた検討を進めています。

 次にビジョンについて、2016年に豊田通商グループの次の10年間の方向性を示すガイドラインとして、新たなGlobal Visionを発表しました。これからの10年、当社はありたい姿として我々のステークホルダーにとって「唯一無二、最適な存在」となる「Be the Right ONE」を目指します。我々の原点である豊田通商グループウェイを具現化し、3つの「Toyotsu Core Values」として、「Genba-focus」「Collective force」「Innovator spirit」を発揮・活用することで、このビジョンを実現していきます。

  • ※1:1887年の創業以来、アフリカを中心に自動車販売、医薬品卸などのビジネスを展開するフランス最大の商社
  • ※2:再生可能エネルギーによる電力供給・蓄電やインフラ整備。EV、PHV、FCVへの電子部品・コンポーネント供給への取り組み
  • ※3:工場の見える化・予知保全による生産性向上やネットワーク・セキュリティの高度化などの工場IoTを図る取り組み
これからの10年、豊田通商グループは Be the Right ONE となる事を追求し続け、実現を目指します
Life & Community 「快適ですこやかな社会」の実現に貢献する事業分野 Resources & Environment 「持続可能な社会」の実現に貢献する事業分野 Toyotsu Core Values Mobility 「未来における利便性の高い社会」の実現に貢献する事業分野

Toyotsu Core Values

豊田通商グループウェイを基に
これからの10年、我々が発揮・
活用すべき力

  • Genba-focus現場に立ち、付加価値を提供する力
  • Collective force個の力を結集した総合力
  • Innovator spirit我々「ならでは」を創り上げる力

「私たちが大切にしていかなければならないこと」

私たちは現状に安住することなく、未来の成功を見据え、挑んでいかなければなりません。変化しなければ衰退していくという意識、「健全な危機感」からの自己革新・変革力の必要性を社内により浸透させていきたいと思います。
 私自身、今までの仕事人生において、常に現状に対する危機感を持って取り組んできました。例えば、今から約20年前、自動車本部はシッパービジネスをメインに行っており、その従来型のビジネスに社内リソースのほとんどが注がれ、新しい価値を生み出すためのリソースに配分がされていませんでした。日本からの輸出に頼るビジネスだけではいけないと、その状況に危機感を感じ、直接投資による海外での代理店やディーラー経営、物流基地の展開など、新しい付加価値を生み出そうと取り組みました。そこで生み出されたビジネスが現在の自動車ビジネスの中核をなしています。ビジネスモデルにはライフサイクルがあり、衰退しないものはありません。衰退する前に、リスクを負いながらも、常に未来の成功に向けて取り組んでいくことが必要です。「健全な危機感」を胸に抱きながら、新しいものにチャレンジし続ける、豊田通商はそのような社員が集う会社でありたいと思っています。

  • ※商品の輸出入を行うこと

「今後、注力していくこと」

当社の発展を左右するテーマの1つが、グローバル化だと考えています。グローバルに事業を展開していくために、私たちは、一人ひとりが個の力を高めて、さらなるチームパワーを発揮していかなくてはなりません。
 そこで、私たちが推進していることは、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)です。日本では女性活用ととられることが多いのですが、当社では、性別はもちろん、人種や民族、年齢などを超えて多様な個人がお互いを尊重し合い、最大限の力を発揮し、融合することで新たな商品やサービスに昇華し、成長を遂げていきたいと考えています。そして、グローバル人材の育成においては、多様な経験を持つことが大事だと考え、制度化しています。グローバルリーダー人材育成に向け、ビジネスに関して学ぶことはもちろん、リベラルアーツについても学んでいく「GALP」というプログラムを継続的に実施。若手の育成においては、入社7年目までに海外勤務の経験をさせることで、感性が豊かな若い時期に、異文化に触れ、多様な考え方に出会うきっかけを提供していきます。
 グローバルな世界では、リベラルアーツの側面で知識と理解を持ち、あらゆる国の人たちと深くコミュニケーションがとれる力が求められています。好奇心を持ち、さまざまな国の人たちとコラボレートすることで生じる化学反応や、新たな価値をクリエイトする経験を通して、多様性を身に付けてほしいと思います。

 もう1つの注力テーマは、デジタル化です。AIやIoTの進展は未来を大きく変えていく可能性を秘めています。例えば、当社が数多く行っている生産工場の周辺事業でも、デジタル化にビジネスチャンスがあります。私たち総合商社が、技術の目利きをすることで、新しい技術とそれを求めている人や企業をつなぎ、産業の革新を先導していくような提案型ビジネスに取り組んでいきたい。「現地・現物・現実」を掲げ、現場に行き、現場を知り、現場の人たちと共に、社員自らが汗を流している豊田通商だからこそ、先駆者になれると思っています。

  • ※Global Advanced Leadership Programの略

「他社と異なる独自性」

豊田通商の特徴について、私から2つほど、お伝えできればと思います。
 1つ目は、「現場に強い商社パーソン」が多いこと。豊田通商は泥臭くビジネスを展開する企業です。現場に足を運び、時には工場で油にまみれるようなこともあります。そのような姿を「作業着を着た商社パーソン」と称することもありますが、私たちの原点は、自らが現場に出て、お客さまと共にビジネスを成長させていくこと。お金がお金を生むような売却を見据えた投資ではなく、現場に深く入り込み、現場と共感しながら事業を成長させる実業を行い、リターンを得ていく、そのような会社であると思っています。
 2つ目は、人を大切にし、チャレンジを後押しする風土・文化が根付いていることです。私自身、当社の5つの本部を経験しています。スペシャリストとして1つの分野を極めていくだけではなく、チャレンジをしたい人は、さまざまな経験を積みながら、プロとしての多様性を身に付けられる環境があります。

「これから入社する学生に期待すること」

今、振り返ってみると、私の仕事人生は失敗だらけでした。先輩に怒られ、取引先やお客さまから叱られることの連続でした。私は人よりも多くの失敗をしてきたと思います。しかしながら、失敗は若手の特権です。もちろん厳しい先輩もたくさんいますが、へこたれずに立ち上がってほしい。そして、失敗の原因を他責にせず、自責に捉え、失敗からたくさんのことを学んでください。それを積み重ねていくことで、良いビジネスパーソンに成長できるでしょう。
 豊田通商は勉強の機会、伸びる機会を与えられる企業であると思っています。人生はチャレンジの連続です。昨日、一歩踏み出せたか、今日、一歩踏み出せるか、自らに厳しく問いかけながら、失敗を恐れず、皆さんと一緒にチャレンジしたいと思います。

※所属部署及び内容は取材時のものです。

PAGE TOPPAGE TOP