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北米の電力事業で確かな存在感を発揮している豊田通商。それは、大規模投資が必要となる事業の開発段階からの参入や、新しい売電スキームへの挑戦など、未踏の挑戦によって支えられている。石炭からクリーンなガス焚き発電への転換を通して、北米地域の安定的な電力供給、そして、地球の未来環境に貢献するとの強い意志を胸に突き進むプロジェクト推進者に迫った。

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岩上知広Toyota Tsusho America, Inc.

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BACKGROUND EPISODE

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チームパワーを掲げ、事業を遂行していく豊田通商。
その真価が問われた出来事があります。
今から数年前、締結済の長期売電契約(PPA)が発効されない事態が生じたのです。
当時、日本企業が海外で取り組む電力事業というのは、PPAが前提となっていました。
PPAとは、電力会社に電力を長期固定価格で販売するスキームで、長期の安定収入が確保でき、案件成立の前提となっているものです。
本件も、当初はPPAを前提とする案件で、州が主導するPPA入札に参加・落札し、契約を締結するに至りました。
そんな中、売り先の電力会社から、PPAそのものに異議申し立てがなされ、契約が白紙に戻る事態に。

※Power Purchase Agreementの略。
おおよそ15年以上程度の売電契約を指す

一方で、PPAとは別に、電力市場に対しコミットしていた電力の供給義務は間近に迫っていました。
どう考えるか、どう対応していくべきか、パートナーとともに悩み、協議しながら至ったのは、
それまでになかった中期売電契約への方針転換です。
求められる価値を提供し続ければ、PPAでなくとも、収益は確保でき、事業は継続できる。
「石炭からクリーンで環境に優しいガス焚き発電への転換は、未来社会に向けて欠かせないもの。
PPAはなくとも、中期の売電契約によるスキームでプロジェクトは成立する」
そう信じて、社内外の関係者と協議し、成立に至りました。
本件は無事建設も完工し、現在は順調に操業・運転しています。
豊田通商が大切にするチームパワーが発揮され、今までなかったスキームにより、
電力事業に新たな道を拓いたのです。

浅草寺に奉納したダルマ。

浅草寺に奉納したダルマ。

浅草寺に奉納したダルマ。

浅草寺に奉納したダルマ。

大規模投資が必要となる電力事業の開発段階からの参画は、案件成立が未確定な段階からの参画であり、リスクがある取り組みです。しかしながら、私たちはより競争力がある事業を行っていく意志のもと、挑み続けています。その挑戦に欠かせないのが、実際に開発を一緒に行うパートナーとの絆であり、チームプレーに他なりません。このダルマは、ある案件でパートナーにお土産として渡したものです。「お願いごとをしながら一つ目を入れる。そして、成就したときは残った目を入れる。案件成立を願って一緒に目を入れよう」と言いました。その後、案件が成立し、彼らが来日した際、共に残った目を入れ、お寺に奉納したときの感慨は今でも忘れられません。案件の方向性について喧々諤々の議論をするなど、苦楽を共にし、歩んできた仲間。その思いがこのダルマには込められています。

浅草寺に奉納したダルマ。

岩上知広Toyota Tsusho America, Inc.

浅草寺に奉納したダルマ。

※所属部署及び内容は取材時のものです。