社員INTERVIEW

自動車販売店事業HE HUANG[2012年入社]黄 河自動車販売店事業HE HUANG[2012年入社]黄 河
自動車販売店事業黄 河HE HUANG[2012年入社]
Born in CHINA

Q1大学時代は何をしていましたか?Q1大学時代は何をしていましたか?

中国四川省の小さな街で生まれ、大学は北京で日本語を専攻していました。日本語演劇大会に出演したこともあります。3年生の時には大学内の学部間バスケカップにキャプテンとして挑むなど、充実したキャンパスライフを送っていました。

Q1大学時代は何をしていましたか?

Q2日本で就職しようと考えた理由は?Q2日本で就職しようと考えた理由は?

日本語を専攻する中で、日本の歴史、経済に関心を持ち、日本流の会社経営に魅力を感じていました。また、交換留学生として現地大学で学んでいた日本人と交流する機会も多くあり、実際の日本文化や考えを学びたいと思い、日本での就職を考えました。当時、中国まで日系企業の採用担当者が訪れ、本社勤務条件の採用を展開していたため、日本で学び、自分の目で日本を体感し、チャレンジするチャンスだと感じました。

Q2日本で就職しようと考えた理由は?

Q3就職活動について教えてくださいQ3就職活動について教えてください

中国では大学3年生の9月前後に就職活動がスタートし、翌年の6月卒業で9月入社というスケジュールがほとんどです。就職活動初日には日本の合同説明会のようなものが催され、全国各地から学生が集結。その会場の熱気の中、「就職活動がここからはじまる」と引き締まる思いをしたことは、今でも鮮明な記憶として残っています。四川省の小さな街出身の私は、大学への進学のため大都会北京へ出たことで、外の世界の広さを知りました。その経験から海外に行けばもっと世界は広がると感じ、自分の限界を設定せず、世界を見てみたいと思っていました。そこで、アフリカなどに積極的な海外進出を果たしている中国インフラ企業、そして、米系コンサルの日本法人、日本の総合商社などを考えていました。

Q4入社動機を教えてくださいQ4入社動機を教えてください

大学の授業で商社の形態を知り、幅広い分野、人と接し、グローバルな舞台で事業をつくっていけることに魅力を感じていました。外国籍の方だと、日本特有の入社前に配属先が決まっていないことに不安を感じる方も多いと思いますが、それ以上に日本の一流の経営を体現しているトヨタグループ、豊田通商で働き、学べることは自分の成長に大きくつながると感じていました。北京で実際に話をさせていただいた駐在員や人事担当者の方など、人が魅力的だったのも大きな要因です。中国インフラ企業の内定を2ついただいていましたが、豊田通商への入社を決めました。

Q5実際、入社してみて感じたことは?Q5実際、入社してみて感じたことは?

入社するまで日系企業に抱いていたのは、堅いイメージ。しかし、それは仕事の進め方や経営判断が慎重であるがゆえだと今は感じています。たとえば、米中貿易摩擦で経済が落ち込んでいる今、外資系企業の工場が東南アジアなどから撤退するケースが多く存在します。しかし、豊田通商は中長期目線でその国、その地域の社会課題解決に取り組み、投資家目線ではなく、事業投資を行っているため、一過性のことには左右されません。
また、部下の話を聞いて意思決定するというやり方を、新鮮に感じました。さらに豊田通商では近年、Diversity & Inclusionにも注力しています。自由に意見を言える環境があり、国籍を含めて多様性を受け入れてくれる風土だと感じます。

Q5実際、入社してみて感じたことは?

Q6今までの経歴を教えてくださいQ6今までの経歴を教えてください

私は2012年の10月に入社し、まずは半年間、人事部で日本語のレベルアップに取り組みました。日本語だけでなく、生活に慣れることもでき、そのような期間を与えてもらえたことは非常に有り難かったです。その後、2013年4月に中国自動車部へ配属。香港とマカオ向けの自動車の輸出、需給管理業務を担当し、現地の自動車販売店の販売状況やその時の競合動向などを鑑みて、生産者と販売店の間に立って自動車の発注、船積台数を管理していました。2014年から中国大陸で展開している自動車販売店事業のスクラップ・アンド・ビルドを行う投融資決裁業務を担当。2015年に海外実習生として中国の現地法人に出向し、中国自動車販売店ネットワークの再編を最前線で担いました。その後、2017年に日本に帰任し、中国自動車販売店事業の中長期戦略策定やネットワークの再編、デジタルトランスフォーメーションに取り組んでいます。

Q7現在のお仕事を教えてくださいQ7現在のお仕事を教えてください

豊田通商は中国で自動車販売店を独資や合弁で展開しています。その中で我々は市場や競合の動き、消費者マインドの変化を見据えたネットワークの取捨選択とデジタライゼーションを進めています。事業投資なので、経営が順調なところもあれば、芳しくない販売店もあります。順調なところは維持、強化・拡大への戦略と実行を推進していき、芳しくないところには改善の手を打っていきます。ときには、損失を止めるため事業撤退を図ることもありますが、パートナーまたは第三者との資本関係に関わるため、その交渉は非常にタフです。しかし、上場企業社長、国有企業幹部、地方トップクラス民営企業社長などと対峙していく経験はなかなかこの年次では得られるものではなく、自分の成長に大きくつながっています。また、自動車の所有から、利活用へと消費者ニーズが変化する中で、販売店として車のアセットを有しながら、サービスを提供していく新たな取り組みも検討しています。

Q7現在のお仕事を教えてください

Q8印象に残っているエピソードは?Q8印象に残っているエピソードは?

経営効率改善のために中国のとある販売店の事業改善を実行したことです。意思決定の際には合弁パートナーと意見がぶつかる時もありましたが、オープン&フェアで真摯に取り組み、互いにとって何が良いかを常に考え行動しました。また、パートナーが自身と同じ国籍だったこともあり、相手の立場に立って同じ言語で丁寧に説明することで信頼を得ることができ、最終的には期限内に結果を出すことができました。事業なので、残念ながら撤退というケースに発展することもありますが、自動車販売店のオペレーションやファイナンス、法務の専門知識、調整力、交渉力を求められるタフな仕事であり、この過程においてたくさんのことを学びました。また、交渉の際は、最初から譲ることはせず、両者にとってより良い道を探すためには労を惜しまない、豊田通商が掲げる商魂、その姿勢を日々学んだ出来事だったと思います。

Q9仕事の面白さは?Q9仕事の面白さは?

豊田通商はオープンな会社。周囲もフラットに意見を聞いてくれます。そのような環境の中、日本流のやり方を学べることが面白いですね。また、将来海外赴任で母国に駐在する機会があれば、日本で学んだ知識や経験と、もともと持っているその国に対する理解を掛け合わせてビジネスを行えることは、他の社員にはない強みとなります。
自動車産業は100年に一度の変革期。時代のターニングポイントに担当者として携われるのは非常にエキサイティングです。一生の財産になる仕事、それが豊田通商にはあると思っています。

Q9仕事の面白さは?

Q10今後のビジョンを教えてくださいQ10今後のビジョンを教えてください

今までは販売店ネットワーク、販売店の事業体管理という面で自動車ビジネスに関わっていましたが、自動車バリューチェーンの異なる部分や視点での仕事にも取り組みたいと考えています。また、中国だけでなく、他の地域も担当することにより視野を広げていくことが目標です。そのようにして培った経験を生かして、最終的には社会をより豊かにする新規事業を立ち上げていきたいと思います。

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※所属部署及び内容は取材時のものです。