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ドローン配送で 有人離島が抱える 物流課題解決へ
JAPAN日本/ドローン配送事業 松山 ミッシェル 実香 MICHELLE MIKA MATSUYAMA そらいいな株式会社JAPAN日本/ドローン配送事業 松山 ミッシェル 実香 MICHELLE MIKA MATSUYAMA そらいいな株式会社

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長崎県五島列島。物資を手にいれることに制約がある離島においてドローンを用いた配送事業で人々に暮らしに貢献していく長崎県五島列島。物資を手にいれることに制約がある離島においてドローンを用いた配送事業で人々に暮らしに貢献していく

次世代を牽引する新たなモビリティサービスを開拓する豊田通商。ドローンという新技術を用いた日用品・医薬品の配送事業を通じて、離島が抱える社会課題・物流課題の解決、そして未来を見据え、誰もが豊かな暮らしを実現できる社会を目指し、日々奮闘している。

BACKGROUND EPISODE

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五島列島を拠点にそらいいなを設立しようと動きはじめた当時、世の中では新型コロナウイルスがまん延し始めていた。
土地の選定、建物の図面、配線図の作成、工期の調整、現地施工会社とのやり取りなど、様々なことをゼロから進めなければいけない中、自治体からは自粛要請。
万が一島内で発症者が出てしまうと、限りのある医療体制に影響してしまうため、島民に対して最大の配慮をしつつ、市役所や関係各所とリモートで進めていった。
先が見えない不安の中、土地が決まり、工事を開始。建物が竣工し、オペレーション設備用の機材をアメリカから輸入する準備を進めていた。
しかし、新型コロナ禍で物流が混乱し、遅延に遅延を重ね、機材を積んだコンテナを別の船に積み直すなどして、想定の倍以上、物流に時間を要した。

設備の導入にあたり、アメリカからZiplineの技術者に入国してもらったが、肝心の機材が届いておらず、技術者たちも機材が届くまで待機しなければならない。
時期はクリスマス直前。技術者8名中5名が帰国してしまった。
設備導入のために残ってくれた3名と共に、手探りながらも作業を進めていく。地元の建設業者にも協力頂き、技術者たちとの間に入って通訳をしながらチームパワーを発揮してなんとか立ち上げることができた。
困難な状況でも日本に残り、立ち上げに協力してくれた3名の技術者とは戦友のように、今でも強い絆で良い関係を築けている。

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PROJECT MEMBER EPISODE

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ドローン機体やソフトウェアなど 事業に関わる全てのもの。ドローン機体やソフトウェアなど 事業に関わる全てのもの。

2018年のルワンダでのZiplineとの出逢いをきっかけに現在、そらいいなの代表として運営に携わっています。ルワンダでのZipline研修プログラムでは、1カ月間に渡り機体の操作やメンテナンスを学び、アジアで初めての導入を実現できました。
五島列島を拠点に全てをゼロから立ち上げたということもあり、機体設備はもちろん、建物や駐車場に停まる社員の車…目に入るあらゆるものが、これまでの私の活動を象徴しているものだと感じています。

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松山ミッシェル実香そらいいな株式会社

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WORK LIFE BALANCE

“自分らしく”働くために必要に応じて周囲に伝えること。「察してほしい」では伝わらない。“自分らしく”働くために必要に応じて周囲に伝えること。「察してほしい」では伝わらない。

結婚した年にZiplineと出会い、第一子出産の翌年にそらいいなを設立、当時1歳の娘を連れて五島列島に“半”単身赴任(夫は東京と五島列島を行き来する生活)しました。
会社設立3年目には第二子を妊娠。産後4か月で現場復帰し、現在はフルタイムで業務にあたっています。
2人の子供を育てながら、夫や仕事仲間をはじめとする周囲の理解と協力のおかげで、Will/Can/Mustが合致するフィールドで自分らしく、全力を尽くせている日々に感謝しています。

これまでも常に周囲に恵まれたこともあり、女性であることをディスアドバンテージと感じたことはほとんどなく、一人の(女性の)“ミッシェル”として、個性を発揮しながら仕事に従事できていると感じています。
大切なのは、“自分らしく”働くとはどういう状態なのか、自分自身でその答えを持っておくことです。そして、それを必要に応じて周囲に伝えること、「察してほしい」では伝わらない。一人で抱え込まず、できるだけ具体的に周囲に自分からお願いすることで、手を差し伸べてくれる仲間がいます。

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※所属部署及び内容は取材時のものです。