社員INTERVIEW

路車協調システム事業 嘉村侑樹 YUKI KAMURA [2018年入社]路車協調システム事業 嘉村侑樹 YUKI KAMURA [2018年入社]
モビリティインフラ事業 嘉村侑樹 YUKI KAMURA [2018年入社]
from JAPAN/Nagoya

Q1 今までの経歴を教えてくださいQ1 今までの経歴を教えてください

入社後、化学品・エレクトロニクス本部(現デジタルソリューション本部)に配属。新入社員研修後には(株)ネクスティ エレクトロニクスに出向となり、外資系半導体サプライヤーの代理店営業、新規サプライヤーの拡販活動を行いました。外資系メーカーと日本の販売先との間で商社としての価値発揮に取り組む中でこれまで手がけていなかったモジュール製品の新規拡販へ挑戦したり、世界的半導体不況の中でお客さまの生産計画を守るために奔走したり、わからないながらも試行錯誤をし続けた期間でした。
入社5年目にはイスラエルのテルアビブ事務所に実習生として1年間赴任し、現地スタートアップ企業と豊田通商グループ企業の協業による事業創造を検討しました。入社6年目にスマートソサエティ事業推進部 モビリティインフラグループに帰任し、現在にいたります。

今までの経歴を教えてください

Q2 海外勤務で得たもの、学んだことは?Q2 海外勤務で得たもの、学んだことは?

新たなテクノロジーが次々と生まれてくるビジネス環境、カルチャーを肌で体感できたことです。単に技術に触れるだけでなく、それが生み出される土壌への理解が現地現物で深められたのは、私が滞在したイスラエルという地ならではだったと考えています。
イスラエルは世界の中でも屈指のテクノロジー先進国であり、また、勢いのある多くのスタートアップ企業を有する国。新規事業への投資や協業を検討するプレイヤーも多く、まだ実用化されていない新たなテクノロジーを発掘したり、社会実装を進めたりする動きが盛んでした。スタートアップや大企業が連携して取り組み、価値を生み出していこうとする空気の中で日々過ごすことで、事業アイデアに関する感度が高まっていきました。年次の若い段階から実習生として最先端技術を有するイスラエルに滞在し、現地で経験を積めたのは今振り返っても貴重な機会でした。

Q3 印象に残っているエピソードは?Q3 印象に残っているエピソードは?

テルアビブ事務所における、とある日の現地スタッフとのやりとりです。商社の海外事務所というと大規模なものに聞こえるかもしれませんが、私が実習生として勤務していたテルアビブ事務所は所長と私、そして現地スタッフの3人のみの小規模なオフィスでした。協業先を検討する私に対して、現地スタッフの女性がさまざまな提案をしてくれました。一つの協業アイデアについて実現が困難な理由と懸念を述べると、なぜできないのかと具体的な説明を求められました。イスラエルの人々は良い意味で発言がストレートなのですが、彼女のそのストレートなところに驚いたのと同時に、これまでの自分のビジネスに対しての考え方・進め方をゼロベースで見つめ直す大きなきっかけとなりました。入社して数年間、自分の中にできあがった枠組みの内側で思考をしていたと気づかされるとともに、新たなことを生み出そうとする場面での、オープンな思考の重要性を実感した出来事でした。

印象に残っているエピソードは?

Q4 現在のお仕事を教えてくださいQ4 現在のお仕事を教えてください

未来の新しい社会を見据え、仕組み・枠組みづくり(=事業創造)を担っているのが私の所属するスマートソサエティ事業部推進部です。その中で、ヒトとモノの自由な移動を実現するモビリティインフラの社会への構築が私の所属するモビリティインフラグループのミッション。現在私は、道路設備と自動車が相互に通信を行い、道路空間の円滑性・安全性向上、自動運転の補助を実現する路車協調インフラ事業/リモートオペレーションを社会に実装し、すべての人に快適な労働環境を提供できる世界を目指す遠隔監視・操作システム事業を担当しています。
具体的には、パートナー企業の皆様とともにカメラなどのセンサー、コンピューター、通信機器、およびディスプレイなどを統合したインフラを日本全国の自治体に実験的に設置し、実用化へ向けた検証を行ったり、遠隔地からのオペレーションを実現する際のニーズや課題を社内外関係者との対話を通して、だれもが場所・身体の制約なく働ける世界の実現のために必要な仕組みの検討をしたりしています。

Q5 仕事の面白さは?Q5 仕事の面白さは?

まだ見えない未来を創造しながら働けることです。世界各国が技術開発にしのぎを削るモビリティ領域において、日本はイノベーションを可能にする大きな実験地だと思っています。
というのも、日本には曲がりくねった道や見通しの悪い道が多く、そこで自動運転や安全性の向上を目指していくのは、難易度が高いものだからです。現在私が取り組む路車協調インフラ事業はモビリティの進化を実現する一つのアイデアであり、その発展・拡大によって生み出せる可能性、社会的なインパクトは計りしれません。このように技術と発想で社会の明日を実装していける、その最前線にいられることに大きな使命、そしてやりがいを感じています。

仕事の面白さは?

Q6 ご自身のビジョンを教えてくださいQ6 ご自身のビジョンを教えてください

自ら事業を構想し、立ち上げ、事業拡大まで一貫して取り組みたいと考えています。
そして、その先に豊田通商の事業の一角を構成する新たなエレクトロニクス事業をつくっていくのが私の夢です。いまの時代、そしてこれからの時代、あらゆる産業や生活においてエレクトロニクスが関わらない分野は存在しません。そのくらい当たり前のものだからこそ、エレクトロニクスを用いた新たなアイデアは世の中を変えられる可能性に満ちあふれています。その思いを胸に、これからも挑戦し続けたいと思います。

ご自身のビジョンを教えてください

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※所属部署及び内容は取材時のものです。