社員INTERVIEW

自動車販売店事業HE HUANG[2012年入社]黄 河自動車販売店事業HE HUANG[2012年入社]黄 河
自動車販売店事業黄 河HE HUANG[2012年入社]
Born in CHINA

今までの経歴を教えてください今までの経歴を教えてください

入社後、無機化学品部でプールの消毒・殺菌に使われる塩素剤など、無機化学品のトレーディングを担当しました。文系出身だったため、当初は商品開発の技術はもちろん、化学式さえもろくに理解できない中、自分自身でも知識を増やしながら、商品を理解するためサプライヤーのもとに通い、レクチャーを受ける日々を送りました。分からないことを全て聞いてくるしつこい担当者が来たなと当初は思われたかも知れませんが、そこで得た知識と徐々に築けたサプライヤーとの関係が、その後の営業活動の土台となったのは間違いありません。塩素剤と一言で言っても、地域ごとに異なる水の特性に合わせていくことが必要です。サプライヤーと協力し、その地域・場所に適した水質管理を可能にする消毒剤を提案した結果、世界で名の知れた有名プールでも使用してもらうこともできました。その後、3年目からはヨード事業に従事し、6年目になった2017年から、実習生として米国に赴任しています。

現在のお仕事を教えてください現在のお仕事を教えてください

現在私が扱っているヨードは人体の必須要素です。日本では日常的に海藻などから摂取しているため、馴染みが薄いかもしれませんが、海産物を食べる習慣のない地域では、ヨード欠乏症予防として市販の食塩などに添加させて摂取しています。海外で「Iodized」という表記がされている食塩を見たことがある人もいると思いますが、これはヨードが添加されていることを表しています。また、人体に害が少なく殺菌できるという特徴を持つヨードは、外科手術の消毒剤やうがい薬などにも使用されています。エボラ出血熱が発生した時も、ヨードが使われたりしました。こうして広く社会に役立っているヨード。米国全土に広がる消毒剤メーカーをはじめとするクライアントに対して、日々営業活動を展開しています。

現在のお仕事を教えてください

海外で仕事をする大変さは?海外で仕事をする大変さは?

相手を思うこと、そして、相手が何を考えているのかを理解することが、特に文化的背景が異なる海外では大変です。当然、日本人と考え方や物事の捉え方が異なる点が多々あります。そのため、相手の懐に深く入り込み、違いを知ることが必要。一つ一つの物事に対する考え方が違うのなら、それを踏まえた上でまずは理解することが、相手のニーズに応えるためのスタート地点だと思います。現地の日常に入り込むことは大変ですが、現地に流れる文化を理解するため、相手を知ることを大切に行動し続けています。

印象に残っているエピソードは?印象に残っているエピソードは?

心に残っているのは入社間もないときのこと。サプライヤーのある担当者と仕事をしたことです。その方は、日頃から一筋縄ではいかない要求が多い方でした。それでも私は、たとえ突き返されても、懸命に調べ、再度提案し、チャンスがあると熱く語る、それを繰り返しました。すると、いつからか私の呼び方が、飯島から、飯島さんに変わり、プロジェクトが成功すれば祝杯をあげ、失敗すれば反省会をする仲に。そんな時、「君にしか言えないけど」と、なぜ一筋縄ではいかない要求を繰り返していたのかを彼自身の言葉で打ち明けてくれたことがありました。そして、これほど良い関係を築けた理由は、「飯島さんが懸命に向き合ってくれたから」と言ってくれたのです。ビジネスを成功させることこそが重要だという思いで、常に相手に対する敬意を持って向き合ってきた努力が、実を結んだ出来事でした。この経験は私の原点であり、今でも鮮明に覚えています。

印象に残っているエピソードは?

仕事の面白さは?仕事の面白さは?

入社当時、上司から言われた言葉があります。「責任は俺がとってやる、若いうちは失敗など恐れずただただ前に進めばいい。そうして挑むことで、世界に友人ができていくんだ」。初めはその意味が分かりませんでしたが、自由に挑戦できる環境で、仕事ができること、それを通して世界中に友人の輪が広がり、人脈も広がる。例えば、ともに苦労を味わったバングラデッシュのかつての客先とは、今でも個人的な交流が続いています。商社として私たちは常に何か新しいことに挑戦して新しい商売をつくっていかなければなりません。時にはそのきっかけを与えてくれ、時にはその挑戦を支えてくれる存在が、世界に広がる友人だと思っています。

ご自身のビジョンを教えてくださいご自身のビジョンを教えてください

米国は世界最大のヨード需要地です。この地での安定的な商売網を確立したいというのが直近の目標です。作っても売れないかもしれない状況では、サプライヤーは安心して製造に注力することができません。また、原料が欲しくても十分に買えないかもしれないようでは、メーカーは製品製造や新規需要開発に注力できません。サプライチェーンの全ての企業が円滑にビジネスを推進できる環境づくりを、当社の力で実現させたいと考えています。そして、もう一つ取り組みたいのが、新規ビジネスの創出です。例えば、ヨードが持つ機能を生かした製品提案など。マーケットの変化を掴み、商社だからこそ有する多様なリソースを土台にバリューチェーンの強化に挑戦していきたいと思います。

ご自身のビジョンを教えてください

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※所属部署及び内容は取材時のものです。