社員INTERVIEW

自動車販売店事業HE HUANG[2012年入社]黄 河自動車販売店事業HE HUANG[2012年入社]黄 河
自動車販売店事業黄 河HE HUANG[2012年入社]
Born in CHINA

Q1日本に来た経緯は?Q1日本に来た経緯は?

出身は韓国ソウルです。高校時代は工学部を目指して、勉強に明け暮れていました。18歳の時に、日本韓国共同プログラムを活用し、名古屋の大学で学ぶため単身来日しました。

Q1日本に来た経緯は?

Q2大学では何を学んでいましたか?Q2大学では何を学んでいましたか?

学部生時代は経営工学・産業工学の理論を中心に、生産管理や在庫管理について学びました。大学院では技術経営を専攻し、『日本とドイツの自動車産業の開発協業における組織管理』をテーマに組織論を研究していました。世界に名だたる自動車産業を有する二カ国ですが、仕事に対する考え方や働き方はまったくと言っていいほど異なっています。それを比較検討することで、技術を世の中にどう生み出していくかを組織論から明らかにしたいと考えていました。

Q2大学では何を学んでいましたか?

Q3就職活動について教えてくださいQ3就職活動について教えてください

院生時代に技術をいかに世の中で事業化するのかを学び、ドイツの自動車部品メーカーで3カ月程のインターンシップにも参加しました。その学びや経験を生かし、自動車業界×イノベーションをキーワードに就職活動を展開。商社の他には自動車部品メーカーやコンサルなどの業界も視野に入れていましたが、その中で日系企業、そして商社を志望した理由は、「経験できる幅の広さ」です。さらに就職活動を通して、商社は特に業界を俯瞰できる立場でありながらも、必要に応じて自ら業界に参画し、その業界を変えていけると感じたことが、商社への入社を決めた理由です。

Q4入社動機を教えてくださいQ4入社動機を教えてください

就職活動を通し、様々な企業の説明を聞く中で、自動車産業のイノベーションを担いたい、その想いを実現できるのは豊田通商しかないと確信したことです。自動車業界におけるプレゼンスが最も高く、グローバルな舞台であらゆる商材を取り扱っている豊田通商ならば、自動車業界の革新を実現できると強く思いました。

Q5実際、入社してみて感じたことは?Q5実際、入社してみて感じたことは?

一言で表すならば、泥臭くて面白いですね。商社に対して大きなビジネスを行っているイメージを抱く方も多いと思いますが、それだけではありません。豊田通商は現場を大切に実業を推進していく企業。細かい業務を一つひとつ大切に積み上げていく、そのカルチャーが私は好きです。その中で新しいものを見つけ、ビジネスにつなげることができたときの喜びも大きい。また、外国籍の中には日系企業で働くことに不安を感じている方もいらっしゃると思いますが、私自身はいつもフラットな状態です。外国籍であるということを自身で上手く活用し、仕事を進めることもできるので、不安を感じる必要はないと思います。

Q5実際、入社してみて感じたことは?

Q6今までの経歴を教えてくださいQ6今までの経歴を教えてください

2014年に入社。入社1年目の夏にトヨタ自動車(株)へ出向し、技術部の中で仕事をする貴重な経験をしました。2〜3年後を見据えた自動車開発に携わる中で開発時に何が議論になり、何を大切にするのかを身をもって経験。また、開発の一連の流れを知ることができました。出向から帰任した後は、今に至るまで一貫して自動車向けプラスチック関連商材を取り扱っています。

Q7現在のお仕事を教えてくださいQ7現在のお仕事を教えてください

現在は車両軽量化につながる素材および工法の開発やマーケティングを行っています。街中を走っている軽自動車では約700kg、乗用車では約1.5トンの重量があります。それを軽くすることができれば、燃費を向上し、CO2排出量を抑制することができます。そのため、現行の性能を維持しつつ、金属ではなく、内装・外装・骨格の軽量化を実現する樹脂(プラスチック)や複合材を自動車メーカーに対して提案しています。特に、カーボンファイバーやガラスファイバーなどは時代の先端材料です。世界のさまざまな技術をベンチマークしながら、常に世界初を生み出そうと挑戦を続けています。世界初の試みは、誰もやったことがないゆえ、失敗が多いのも事実です。大変ではありますが、その挑戦がなければ新しいものはできず、世界は変わっていきません。現業の収益を確保しながら、その先を常に見据え、取り組み続けています。

Q7現在のお仕事を教えてください

Q8印象に残っているエピソードは?Q8印象に残っているエピソードは?

私が関わった製品が高級ハイエンド車の素材に採用され、市場の反響もよく、限定販売される特別仕様車にも使われたことです。急遽、生産台数を増やすことも決まり、それはうれしかったのですが、当製品は非常に特殊であったため、一朝一夕に増産を行えるものではありませんでした。しかし、そこで諦めてしまうのではなくチャンスと捉え、約1カ月間、日々の生産計画を調整。現場にも足を運び、生産状況を確認し、時には自らハンドキャリーで当製品を次の工場に運びました。そのような努力の結果、無事に車両生産も完了し、今では街中で当製品が採用された車を見ることもできます。自ら汗を流して取り組んだビジネスが、人々の暮らしに貢献している感慨は非常に大きいです。

Q9仕事の面白さは?Q9仕事の面白さは?

実際に働いてみて感じる豊田通商を一言で表すなら、泥臭いプロの集合体。一人ひとりが自らのフィールドでナンバーワンを目指し、どんな細かいことでも、現場に足を運び、自身の目で見て判断しながら取り組んでいます。現場には、さまざまな革新へのヒントが眠っています。それを丁寧に拾い集めることができる商社、それが豊田通商だと思います。また、自らの担当分野だけではなく、アンテナを高くして世の中の流れを掴むことも大切です。そうすることで自身にとってのあたりまえが別の場所で起こっている問題を解決できる、自らが現場で培い得たものを他の分野に活用できることもあります。
私自身、約5年間にわたり複合材を扱ってきました。思った通りに進まないこともあります。それでも、最新技術と出会う楽しさ、顧客から複合材のことならと相談を受けたときのうれしさ、それは、かけがえのないものです。地道に取り組み、顧客から信頼を得ることこそが仕事の醍醐味。そのときの喜びは、言葉では表すことができないものです。

Q9仕事の面白さは?

Q10今後のビジョンを教えてくださいQ10今後のビジョンを教えてください

入社から約3年間は、製品・顧客・業界など多様な知識を吸収するための基礎固め期間。その基礎を生かし、今に至るまで、新しいビジネス創出にチャレンジし続けてきました。今後は、もう一歩、自分を進化させ、新たな事業を立ち上げ、さらに国内外の事業体経営に関わっていきたいと思っています。今まで現場で働いてきたからこそ感じる現状の課題に対して、築いてきたネットワークから最適なパートナーを見つけ、ともに答えを生み出していきたい。これからも、常に新しい提案を行っていく自分であり続けたいと思っています。

Q10今後のビジョンを教えてください

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※所属部署及び内容は取材時のものです。