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アンデス山脈の高地で リチウムの生産拡大へ
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PROJECT MOVIE

舞台は南米アルゼンチン、サプライチェーンを構築し、標高3,900mの現場でリチウム開発を進めていく。舞台は南米アルゼンチン、サプライチェーンを構築し、標高3,900mの現場でリチウム開発を進めていく。

南米アルゼンチンのオラロス塩湖。日本で唯一リチウム生産に取り組む企業、豊田通商。自国に資源の乏しい日本にとって、資源確保は最重要課題に他ならない。自動車の電動化、次世代自動車の開発に必要不可欠な資源確保へ、現地でリチウムの生産拡大、安定供給に奔走する社員がここにいる。

BACKGROUND EPISODE

BACKGROUND EPISODE

相手を考え、いま、できることを。 それは地球の裏側においても 変わらない。相手を考え、いま、できることを。それは地球の裏側においても 変わらない。

オラロス塩湖の地下からリチウムを含むかん水を汲み上げ、リチウムを生成するプロジェクト。
私はプロジェクトに携わる唯一の日本人として、豊田通商アルゼンチンでともに働く現地スタッフ2名と運営支援を行っている。
資源開発の現場は一筋縄ではいかない。
2021年、新型コロナ禍においてリチウム生産に関するトラブルが発生。その原因を究明するためには、現場を訪れ実態を把握する必要があった。
しかし、当時プロジェクトサイトには規制があり、ワクチン接種なしでは誰も訪問ができない状況。事業パートナーもワクチン接種の都合でなかなか現場入りできなかった。
この厳しい状況に対処するため、欧米製のワクチンが接種できないアルゼンチンから急遽アメリカに渡り、ワクチンを接種した。

その後、すぐに帰国し、当社現地スタッフとオラロス塩湖にある工場のシフトに入り込み品質管理のサポートに当たっていく。
夜間は気温がマイナス20°近くに冷え込む中、現場チームとともに問題解決に全力を注いだ。
最終的には問題解決を通して事業パートナーにも貢献でき、現場との絆も深まった。
パートナーのために、現場のために、その先にいるお客さまのために、いま、できることを即断即決で行動に移す。
それは日本でも、アルゼンチンでも、変わらない。
単純なことかもしれないが、それが人を、事業を、前進させていくと心から信じている。

道中のパートナー、Toyota Hilux。

道中のパートナー、Toyota Hilux。

道中のパートナー、Toyota Hilux。道中のパートナー、Toyota Hilux。

道中のパートナー、Toyota Hilux。道中のパートナー、Toyota Hilux。

ブエノスアイレスから飛行機で移動し、現地空港からオラロス塩湖まで片道300km。標高差3,000mの道路を車でひた走り、時間にして4〜5時間を要します。乾燥した大地に砂嵐が吹き付け、視界が奪われることも多い、危険で長い道のりです。そんな道中を事故やトラブルなく、何度も何度も往復できているのは、Toyotaブランドを冠し、Made in Argentinaのこの車があってこそ。私の移動はもちろん、プロジェクトの発展を足元から支えてくれる、まさに相棒と言える存在です。

須藤俊佑Toyota Tsusho Argentina S.A.

須藤俊佑Toyota Tsusho Argentina S.A.

道中のパートナー、Toyota Hilux。

※所属部署及び内容は取材時のものです。