2006年に入社し、物流事業グループに配属。貿易実務を担当しました。翌年に物流事業部の事業統括グループに異動になり、海外で運営している物流事業体の現場改善などを担当しました。当時は年の半分は出張で海外をまわっていました。入社4年目には大手自動車メーカーに出向し、国内の調達物流と海外の梱包出荷を担当しました。2011年に物流事業部の事業統括グループに復帰し、海外の事業体設立と数値管理を担当。2014年4月にToyota Tsusho Argentina S.A.に出向し、現在に至ります。
大きく分けて4つあります。
まず、自動車メーカーに対する調達物流です。仕入先40社をまわり、トラック70台を動かして、日々JIT(Just in time)納入に取り組んでいます。
2つ目が簡易組み付けです。チューブの曲げ加工やブレーキの簡易アッシーです。
3つ目がタイヤの組付。これはタイヤとホイールを組み付けて自動車メーカーに納入しています。
4つ目が完成車輸送です。アルゼンチンで作られた車をブラジル向けに輸送しています。
現地語を習得すれば海外で仕事ができると皆さん思われがちですが、私はそうは思いません。現地語とは文化であり、文化を理解しないことには本当の意味での会話はできないと思っています。やはり現地にどっぷり浸かって文化を習得した上で仕事をすることが大事ですし、それが大変なところだとも思います。
国内にいても海外にいても仕事は楽しいと思います。ただ決定的に違うのは国内にいると一人のグループ員であるのに対して、海外に行くとマネジメントのポジションにつくことです。私自身のキャリアステップにもつながっています。
Toyota Tsusho Argentina S.A.での現在のビジネスポートフォリオを他産業、他メーカー向けに拡大することが我々の急務だと考えています。これまで培ってきたノウハウを駆使して、ビジネスを拡大し、物流ソリューションとして提供していきたいと考えています。
食料自給率が40%しかない日本では他国から輸入しないと生きていけません。その中で私自身にできることは外貨を稼ぐことであり、海外の人々を豊かにすると同時に、日本の人々を豊かにすることだと思います。自分自身が海外で戦える人材に成長し、それを後輩に受け継ぐことが私自身の務めだと思っています。
※所属部署及び内容は取材時のものです。