女性社員 CAREER STORY女性社員 CAREER STORY

CAREER STORY 1 グローバル部品・ロジスティクス企画部組織変革グループ 厳 志乃 SHINO GEN 2013年入社 出向、中国駐在、本社企画部門、多様な現場を経験してきた私だからこそのチャレンジ。CAREER STORY 1 グローバル部品・ロジスティクス企画部組織変革グループ 厳 志乃 SHINO GEN 2013年入社 出向、中国駐在、本社企画部門、多様な現場を経験してきた私だからこそのチャレンジ。

2011 学生時代 新たな環境での学びを求めてドイツのサマースクールへ2011 学生時代 新たな環境での学びを求めてドイツのサマースクールへ

2011 学生時代 新たな環境での学びを求めてドイツのサマースクールへ

気になったことをとことん深めていく、そんな学生時代を送っていました。大学では経済学部で世界経済史を専攻し、経済の発達を世界史の中に位置づけて研究する学問を学びました。そして、教授と話す中で海外において自分が学んでいる分野がどのように位置づけられているかに興味を持ち、夏季休暇期間にはドイツのフライブルクにおいてサマースクールに参加。そこでは言語や国籍の異なる多様な仲間と過ごし、大きな刺激を受けました。そこでの経験をさらに深掘りするために、翌年にもう一度ドイツを訪れました。今度はプログラムでの参加ではなく自分でスケジュールを組み立て、経済史の研究に関連する施設をめぐるなど、自ら学びを深める時間を過ごしました。

CAREER STORY 1

2012 就職活動 時代に合わせて変わっていく思い切り挑めるフィールドを考えた2012 就職活動 時代に合わせて変わっていく思い切り挑めるフィールドを考えた

就職活動では、海外と関われる業界であることを意識していました。また、同時に重要視していたのが、ビジネスの柔軟性や商材の自由度があることです。ドイツにおける日々でさまざまな価値観に触れたこともあり、これからの時代はより多様な人々を相手にビジネスを行っていく必要性を感じていました。そのため、商材や市場を変えて挑んでいける商社がぴったりだと考えたのです。それに加えて、豊田通商の社員と出会う中で、この会社の人々が家族のような価値観を大切にし、サポートし合うカルチャーを持っていると感じました。ここでなら、自分が臆することなく挑めるし、たとえ辛いことがあったとしてもともに助け合い、奮起して挑戦できる、そう思ったのが入社の決め手となりました。

2012 就職活動 時代に合わせて変わっていく思い切り挑めるフィールドを考えた2012 就職活動 時代に合わせて変わっていく思い切り挑めるフィールドを考えた

2013 豊田通商入社、配属 なんでもトライしてみるその姿勢が身についた1年目2013 豊田通商入社、配属 なんでもトライしてみるその姿勢が身についた1年目

2013 豊田通商入社、配属 なんでもトライしてみるその姿勢が身についた1年目

配属はグローバル部品・ロジスティクス本部(現サプライチェーン本部)モビリティS&A事業部。新入社員研修後にはグループ会社の豊通オートモーティブクリエーション(株)に出向しています。同社でトヨタ自動車向けのマットやインテリアなどオプション用品の開発/営業担当に。自動車用品は車種ごとに規格が異なり、取り扱う商品の点数も非常に多い商材です。特に開発に関する知識については、営業職として入ったばかりの私にはわからないことばかりで、何度も質問しながら理解しようと励んでいました。そんな日が続いて出向からしばらく経過し、商材に関する理解が深まってくると、社内メンバーとのコミュニケーションが円滑になっていくのを実感しました。デザイン・設計・品質保証のプロとチームを組んでお客さまへ商品をプレゼンテーションし、商権を獲得したときの感動は今でも忘れられません。社会人1年目では、わからないことでもとにかくやってみて、トライアンドエラーを通じて事業を進めていく、基本とも言える姿勢が身につきました。

2015 トヨタ自動車へ出向 モノづくりへの愛着と誇り視野の広がりを実感2015 トヨタ自動車へ出向 モノづくりへの愛着と誇り視野の広がりを実感

2015年にはトヨタ自動車(株)へ技術職として出向させていただきました。出向先では図面や3Dデータを駆使し、商品開発を行っていました。慣れない業務の中で日々勉強しながらではありましたが、設計も担当する中でビジネスの一連の理解が深まっていきました。同時に、トヨタ自動車が長年にわたって培ってきた価値観や自動車の設計思想に触れられたのがこの時期の大きな学びだったと思っています。そのような出向経験を通して、取り扱う商材はもちろん、モノづくり自体に対する知見とともに、愛着や誇りが生まれました。商社に入社しながらも、出向先メーカーで開発に携わり、モノづくりの現場経験を積めるのは当社ならではだったと思います。

2015 トヨタ自動車へ出向 モノづくりへの愛着と誇り視野の広がりを実感
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2017 営業主担当へ、そして卒業 一人前のプレイヤーへ会社への貢献を意識して2017 営業主担当へ、そして卒業 一人前のプレイヤーへ会社への貢献を意識して

入社5年目には豊通オートモーティブクリエーションの元部署へ帰任。オプション用品の開発・営業の主担当になりました。このころはビジネスを推進するプレイヤーとして自信がついた時期だったと言えます。出向経験をもとに客先ニーズを的確に捉えられるようになったこともあり、お客さまからの信頼や期待も感じられるようになりました。また、収益の観点でも会社への貢献度が高まり、上司や先輩から一人前のプレイヤーとして認めてもらえたように感じました。次は海外でと考えていたところ、挑戦の機会をいただき、翌年から海外実習が決まりました。振り返ると20代を現場第一線のプレイヤーとして腕を磨けたことは、自分にとって非常に意味のあることだったと考えています。

2017 営業主担当へ、そして卒業 一人前のプレイヤーへ会社への貢献を意識して2017 営業主担当へ、そして卒業 一人前のプレイヤーへ会社への貢献を意識して

2018 海外実習先は中国 得意な商材を中国で広められるか2018 海外実習先は中国 得意な商材を中国で広められるか

2018 海外実習先は中国 得意な商材を中国で広められるか

入社当時から思い描いていたグローバルでの挑戦。その舞台となったのは中国で、私は海外実習生として現地に滞在しました。海外実習というと語学を学ぶように聞こえますが、それだけではなく、現地でのビジネスへの貢献が求められます。日本で長年取り扱ってきたオプション用品の市場を中国で開拓する。それが私のミッション。実習の1年間を通じて、昼は取引先開拓、商品開発、開発体制構築に取り組み、夜になったら語学教室に通って中国語を頭に叩き込むという生活を送っていました。文化や商習慣の違いを感じながらも必死に取り組んだ、あっという間の1年間でした。

2019 実習から駐在へ プレイヤーからマネジメント目線へビジネスの転機とマインドの転機2019 実習から駐在へ プレイヤーからマネジメント目線へビジネスの転機とマインドの転機

実習生から駐在員への切り替えとなり、4年に延長となりました。それに伴い、業務内容も事業管理や戦略立案、新規事業開拓、投融資検討など、これまで担ってきた営業や開発とは異なるものへ。それらのいろはもわからないまま、他本部の経験豊富な先輩の話を聞き、一歩一歩前進していきました。その後、トヨタ自動車と中国国営企業の合弁会社である一汽トヨタ販売へ出向させていただき、自社が受注している商品も含め、中国市場での商品拡販に取り組みました。実はこの時期は、大きな壁にぶつかったタイミングでもありました。中国で2年ほどビジネスに携わっていましたが、今ある商品販売の延長線上のビジネスでは収益が伸び続けないことが判明。同時に業績が伸び悩んでいる中で、泣く泣く組織体制に見直しをかけ、現地の仲間へ辞職を通達しなくてはならない事態に。一人のプレイヤーとして収益を生み出すのとは異なり、戦略のために人財に見直しをかける、それはつまり一人の人生を左右させてしまうことでした。ここでは一つの事業体を任されるということの責任を身をもって実感しました。また、この時期は、中国における電動化やDXのスピードの速さを痛感していました。10年先を見据えて今のビジネスの種まきをしていくように発想を転換する必要性を強く実感したのです。ビジネスをより長期的に、俯瞰的に考えなくてはならない。そのように視座高く考えるようになったのは、私のキャリアにとっても大きな転機でした。

2019 実習から駐在へ プレイヤーからマネジメント目線へビジネスの転機とマインドの転機2019 実習から駐在へ プレイヤーからマネジメント目線へビジネスの転機とマインドの転機
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2020 中国で入籍 全力で取り組むとともにプライベートの充実も2020 中国で入籍 全力で取り組むとともにプライベートの充実も

2020 中国で入籍 全力で取り組むとともにプライベートの充実も

駐在員として現地でのビジネス発展に邁進する最中、私の人生にも大きな転機がありました。それが他企業の北京駐在員であった夫との出会い、そして結婚です。2020年に北京大使館で入籍しました。当時は新型コロナウイルスの影響下で事業や生活がどうなるか見通しが立たず、不安になることもありましたが、パートナーの支えにはほんとうに励まされました。プライベートの充実によってさらなる挑戦へ、より一層頑張っていこうとのマインドが芽生えたのがこの時期です。

2022 次の挑戦は本社から 出向、海外駐在の経験を次なるステージで活かしていく2022 次の挑戦は本社から 出向、海外駐在の経験を次なるステージで活かしていく

2022年に中国から帰任し、グローバル部品・ロジスティクス企画部(現サプライチェーン本部)組織変革グループへ。グローバルと本部の視点をかけあわせ、経営目線で本部の事業戦略を実現するための組織づくり、人材育成に取り組みました。そこで組織改革の仕事をしながら、他部署の新規事業開発に挑戦できる制度策定も実施。自らも新規事業のプロジェクトに参画しました。現在、この制度は年々参画プロジェクトが増えており、本部内での人材育成が着実に進んでいることを実感しています。そして現在、その歩みを止めずに、さらなる豊田通商の発展を支える組織づくりへ取り組んでいきたいと考えています。また、私自身がグループ会社への出向、海外駐在を経て本部のポジションにいるので、多様な経験をもとに自らの強みをつくり、キャリアを歩んでいく一つのモデルケースとしての姿を後輩に見せていきたいと思っています。

2022 次の挑戦は本社から 出向、海外駐在の経験を次なるステージで活かしていく2022 次の挑戦は本社から 出向、海外駐在の経験を次なるステージで活かしていく

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※所属部署及び内容は取材時のものです。