社員INTERVIEW

フェムテック事業 安達真央 MAO ADACHI [2020年入社]フェムテック事業 安達真央 MAO ADACHI [2020年入社]
フェムテック事業 安達真央 MAO ADACHI [2020年入社]
from JAPAN/Nagoya

Q1 今までの経歴を教えてくださいQ1 今までの経歴を教えてください

学生時代から開発途上国に関心があり、大学では「アフリカに学ぶ」という実践型プログラムに参加し、3カ月間カメルーンに滞在しました。そのプログラムの中で、現地で大型ショッピングモールを展開する豊田通商の存在を知り、私も開発途上国の発展に貢献したいという思いから豊田通商に入社しました。
入社後はサプライチェーン本部に配属となり、エアバッグや車のシートなどを製造する豊通ヴィーテクス(株)に出向して営業を担当、4年目には海外実習生として同社のベトナム工場で生産管理を担当しました。
並行して2年目にフェムテック事業を企画立案し、「Toyotsu Inno-Ventures Project」※1という新規事業創出を目的とした社内公募に参加しました。事業の実現性の検証いただいた結果、事業化へつながり、その後フェムテックのスタートアップであるFlora(株)※2への出資に携わりました。
5年目にはライフスタイル本部へ異動となり、Flora(株)へ出向、現在は専任としてフェムテック事業に取り組んでいます。

今までの経歴を教えてください

Q2 現在の仕事につながるきっかけは?Q2 現在の仕事につながるきっかけは?

2年目の時に部長から若手でチームを組んで新しい事業を考える機会をいただき、いろいろと調べていく中で、欧米を中心に広がり始めていたフェムテックに注目しました。当時は“女性の健康”という観点が新しかったこと、 また、実際に私が工場で働いていて、現場で働かれている方は作業中になかなかお手洗いに行くタイミングが難しく、特に月経の時期の体調管理や、男女限らずに更年期に対する悩み等、働く上での健康課題が非常に多いということ聞いていたので、それらをフェムテックなら解決できるのではないかと「Toyotsu Inno-Ventures Project」に応募したのがきっかけです。

Q3 海外実習で経験したことは?Q3 海外実習で経験したことは?

ベトナム工場の生産管理体制の改善と並行して、新規事業としてフェムテック事業を立ち上げるという2つのミッションを何としてもやり遂げなければならないという焦りがあり、最初は「何のためにそれをやるのか?」という目線が抜け落ちたまま現地スタッフに接してしまい、チームとしての士気を高めることができず、単なる作業として、日々の仕事に向き合ってしまっていました。自分の伝え方、やり方を変えない限り、相手を変えることはできないと思い、日本では30分会議をすれば済むことも、10回くらい伝え方を変えて誰の何のための取り組みなのかを伝えていくことで、少しずつ主体的に動いてくれるスタッフが増えました。
フェムテック事業に関しては、 月経や更年期のことをオープンに話すという雰囲気ももちろんない中で、これを事業としてやるんですと、まず現地の方々に理解してもらうことに苦労しました。スタッフの8、9割は女性なので、働いてくれている皆さんの環境衛生やエンゲージメントを上げて、この会社で働きたいなと思ってもらえるようにする取り組みなんですと真剣に伝えていくことで、最初は一人だったのが徐々に工場の管理職の方や社長の協力を得ることができ、社長からスタッフにメッセージとして発信してもらうなど工夫をしながらだんだんと理解してもらえるようになりました。

海外実習で経験したことは?

Q4 本部異動になった経緯を教えてくださいQ4 本部異動になった経緯を教えてください

工場での生産管理とフェムテック事業を並行していく中、部長から「せっかくフェムテック事業を自分で発案して、周囲のサポートを得て、役員からも協力をいただいて、事業として育てていこうという時に、本当に一番やりたいと思ってる人が抜けてしまったら会社として良い結果につながらない」 、「やるべき場所でやりたいことをやった方が安達の能力が一番引き出せる。本気でやりたいんだったら異動になるけど良いか?」と仰っていただき、サプライチェーン本部から、フェムテック事業を自身のメインの業務として取り組むことができるライフスタイル本部に異動することになりました。
若いうちからやりたいことがあれば挑戦する機会をいただける、それが豊田通商の風土でもあるのかなと思っています。

本部異動になった経緯を教えてください

Q5 現在のお仕事を教えてくださいQ5 現在のお仕事を教えてください

Flora(株)で新規顧客開拓やマーケティング、月経や妊活、メンタルケアをサポートする法人向けアプリのコンテンツ企画などを担当しています。さまざまな企業に営業に行かせていただくのですが、いきなりアプリの提案だけをしても最初は抵抗感があると思いますので、まず研修を行ってそもそも女性の健康ってこういう問題がありますよねということを多くの企業の方に説明し、その健康課題の解決にアプリが有用だということを理解していただく活動をしています。
また、Flora(株)のサービスを豊田通商のネットワークを使って海外展開していく、海外進出担当もしているので、ベトナムやインドなどの現地法人や取引先企業と打合せをしたり、経産省やJICAなどと海外進出に関しての交渉・相談をしたりしています。

Q6 ビジネスのビジョンを教えてくださいQ6 ビジネスのビジョンを教えてください

女性活躍や女性の働き方改革とよく言われますが、働きたくても女性特有の健康の問題でキャリアを諦める人が世界中で約半数以上いると言われています。そもそも、フェムテック自体が、今までオープンに話されてこなかった月経や更年期などの課題を取り扱うものなので、引き続きこの事業を推進していくことに意義を感じています。
また豊田通商としてもヘルスケアを注力領域としているので、例えばアプリを通じて現地の医療機関と連携し、薬の処方までできるようするなど、もっとアプリを発展させ、ユーザビリティを高めていけたらと考えています。

ビジネスのビジョンを教えてください

Q7 ご自身のビジョンを教えてくださいQ7 ご自身のビジョンを教えてください

今はまだ事業を立ち上げたばかりなので、色々な方に興味をもっていただけることも多いですが、これから認知度をさらに上げ、豊田通商として10年続くビジネスになるように引き続き取り組んでいきます。
また、「価値観も、仕事のやり方も偏らずにいたい」と常に思っていて、もちろん1つのことを極めることも大切ですが、これしかできないというような人にはなりたくないです。変化の早い今の時代、芯はぶらさずに新しい価値観に順応できるよう自分を磨いてステップアップしていきたいと思います。

ご自身のビジョンを教えてください

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※所属部署及び内容は取材時のものです。