- 森山
- 仕事と並行してどのように子育てをしているのか、まずは育休取得時や出産の際の働き方について、お一人ずつお伺いできればと思います。
- 飯坂
- 私は、海外地域戦略部アフリカ戦略室に在籍していた2015年に第一子が生まれました。が、その時はまだ男性社員が育休を取るという雰囲気もあまりなく、育休制度はほぼ活用しませんでした。でも第一子の時に妻が大変そうな様子を見ていたので、2019年に第二子が誕生した時は、2カ月間の育休を取得し、妻と一緒に子育てすることを意識し始めました。
- 森山
- 今は男性社員が育休を取得することも珍しくなくなってきましたよね。
- 飯坂
- そうですね。今日集まっているメンバーが全員共働き夫婦のように、ダブルワークが基本になってきています。その中で、男性が育休を取るムーブメントを、中堅社員からやっていかないと、という思いもありました。
- 森山
- 素晴らしいですね。濵口さんはお子さんが3人いらっしゃるんですよね。
- 濵口
- はい、8歳の長女、3歳の長男、1歳の次女の3人います。育ち盛りの3人なので、家はいつもジャングル状態です(笑)。
- 森山
- 育休は取得されましたか?
- 濵口
- 第一子・第二子の時はとにかく仕事が忙しく、お恥ずかしながら全く取っていませんでした。その後、労働組合に携わることで考え方も変わり、もっと積極的に取らなければと思うようになりました。そこで、第三子の時は10日ほど取得させていただいたのですが、すごく取りやすい雰囲気でした。
- 飯坂
- 今は男性女性関係なく、お子さんが生まれるなら取りなさいと上司の方から声をかけてくれますよね。
- 濵口
- 本当にその通りで、育休期間中のサポート体制も自然とできあがっており、良い風潮だと思います。当時の役職上、なかなか長期の育休は取れなかったのですが、在宅やテレワークも使いながら、柔軟に働かせてもらいました。昔からチームワークの良い会社でしたが、そういったフレキシブルな働き方という面で、より働きやすい会社になってきているとすごく実感しています。
- 森山
- 制度だけでなく、制度をうまく使える風土も豊通らしさを感じますよね。小黒さんのお子さんはおいくつですか?
- 小黒
- 1歳9カ月です。まだまだ大変な時期ですが、今は在宅勤務が主流なので、保育園に行っている間に仕事をして、17時半に仕事を終わらせてお迎えにいきます。終わりが早い分、業務開始時間を早めてフルタイムで働いています。
- 飯坂
- 育休明けで、フルタイムで働かれているんですね!
- 森山
- 最近そういう形で働かれているママさんも増えていますよね?
- 小黒
- はい。特に、私が所属する繊維事業部は先輩ママさんがとても多く、皆さんフルタイムでの復帰をされていたので、私も当然のようにこの働き方になりました。女性の場合は、出産に伴う休みが不可欠ですが、実際に利用してみると、本当に制度が充実していると実感します。ママとしても成長できるように支援し、その経験も踏まえて貢献してほしいという、会社からの前向きな期待を感じます。
- 飯坂
- 繊維事業部は若手や女性も多いイメージがあります。
- 小黒
- そうですね。誰か一人、子育て中の人がいるというのではなく、子育て真っ最中のメンバーの集合体なので、皆がお互いを思いやり、必要に応じて柔軟に対応しながら、チームとしてビジネスを行っていくという風土があります。先輩パパママも多いので、仕事だけでなくて子育ての面でもアドバイスをいただくこともあり、とても理解のある部署で働かせていただいていて助かっています。
- 森山
- 仕事・子育てとは別に、独学で勉強されている先輩もいて、日々刺激をもらえる環境ですよね。続いては、育児や家事と仕事の両立について伺わせてください。
※所属部署及び内容は取材時のものです。