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若手社員座談会 TALK SESSION 01若手社員座談会 TALK SESSION 01

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  • プラント・プロジェクト部第一グループ[2018年入社] MISAKI SEKI関美沙季 プラント・プロジェクト部第一グループ[2018年入社] MISAKI SEKI関美沙季
  • 産業機械部プロダクト開発・営業グループ[2016年入社] KAI SAGAWA佐川海 産業機械部プロダクト開発・営業グループ[2016年入社] KAI SAGAWA佐川海
  • トヨタアフリカ自動車部企画・バリューチェーン室[2019年入社] NOZOMI KAWASHIMA川嶋希 トヨタアフリカ自動車部企画・バリューチェーン室[2019年入社] NOZOMI KAWASHIMA川嶋希

#2 現在の担当業務について#2 現在の担当業務について

佐川
私は入社1年目にグループ会社である、機械商社(株)豊通マシナリーに出向し、国内営業を経験しました。翌年からは、豊田通商の産業機械部で、中国やASEANの現地企業に対し、工作機械の販売を担当しました。4年目からは、中国の豊通機械(天津)有限公司 広州分公司へ研修生として赴任し、帰国後は、引き続き中国・ASEAN・インド向けに工作機械の営業を行っています。
松尾
4年目で海外赴任を経験しているんですね。
佐川
はい。海外は入社前から志望していたので良い経験になりました。海外で生活することも働くことも初めてでしたが、とても刺激的で、学びが多かったです。
川嶋
海外赴任中はどんな苦労がありましたか?
佐川
日本での仕事の進め方が通じなかったことです。赴任前は、日本での常識を基に仕事を行っていましたが、現地では営業活動からトラブル対応に至るまで日本での考え方が通じない場面も多く、現場や国ごとに仕事の進め方が異なることを学びました。この経験から、現在では商売の最前線にいる現地のことを常に頭に置き、業務を行うことを意識しています。
私は最初、ユニット機械部に配属され、主にトヨタ自動車向けの計測設備と電池関連設備の営業を担当した後、2年目からはプラント・プロジェクト部へ異動し、エジプトの発電所やアンゴラの港湾など、開発プロジェクトに携わっています。
松尾
1年目と2年目ではビジネスフィールドも異なり、それぞれ違ったやりがいがありそうですね。中でも印象的だった経験などありましたか?
そうですね。印象的だったのは、初めて海外出張でアンゴラに行った時のことです。もちろんそれまでも案件関係者とは電話やメールでのやりとりはしていたのですが、現地政府の方に初めてお会いして、アンゴラで初となる大型港湾建設へかける想いや、まさに「国づくり」とも言えるプロジェクトで豊田通商にどのような役割を期待しているかなど、さまざまな話を直接聞くことができ、豊田通商の価値観である「現地・現物・現実」の重要性を感じました。しかもこのプロジェクトは、10年ほど前から先輩方がやり取りを続け、ようやく契約まで漕ぎ着けることができたものです。
川嶋
10年!
10年前というと、私はまだ高校生。そう考えるとすごいですよね。相手国にとっては国づくりとも言えるほどの大事業であり、豊田通商への期待も大きくなっています。ここからの道のりも長いですが、完成を目指して、前進し続けていきたいと思います。
川嶋
私は希望していたアフリカ本部へ配属され、自動車分野の新規事業に取り組んでいます。具体的には、新車販売からはじまり、アフターサービスや使用後の車の下取り、下取りした車の中古車販売までを行うバリューチェーンビジネスを展開する中、中古車ユーザー向けの部品販売やサービス提供を担当しています。
松尾
アフリカで中古車ビジネスを行っているんですか?
川嶋
そうなんです。豊田通商はこれまで新車販売を主軸としてきており、中古車ビジネスはまさに新しい領域です。入社以来、業務を覚えるよりも考えることが多く、定常業務は一つもありませんでした。明確な答えがない中で仕事を進めていかなくてはならないことは、非常にチャレンジングな経験でした。
入社1年目で新規事業担当はすごいですね。苦労も多かったのではないですか?
川嶋
はい。既存のビジネスをしてきた方々にとっては抵抗も大きく、関係各所への説明や調整業務が大切になってきます。新規事業と聞くと華やかなイメージがありますが、思った以上に泥臭く、根底に自分たちが実現したいことやビジョンをブレずに持ち続けながら説得し、仲間を増やしていくことが大変でした。
新規事業ならでの難しさですね。
川嶋
与えられた仕事をただこなすだけではなく、自分の頭で考え、自分なりの解を見つけていく仕事に若い頃から取り組めたことは、自分のこれからのキャリアにとっても非常に大きな経験になったと感じています。1年目の時は学びの機会も多くいただいて、外部研修や海外出張など、「現地・現物・現実」を肌で感じることができました。
松尾
私は、入社以来、自動運転車のビジネスに携わっています。1年目は、内閣府が主導するプロジェクトの一環として、自動運転車両および周辺技術に関する社会受容性の向上・醸成に関する調査を担当。入社2年目からは豊田通商のグループ会社である半導体商社(株)ネクスティ エレクトロニクスに出向し、自動運転車向けのソリューションを提案する部署に所属しています。
川嶋
最近は社内のさまざまな部署でDXへの取り組みを聞きますが、まさに最先端の取り組みをされているんですね。ソリューションは具体的にどんなものがあるのですか?
松尾
農建機メーカーに対して自動運転車の頭脳となる半導体チップを中心に、カメラなどのセンサー類や物体認識のソフトウェア受託開発などの営業活動を行っています。実は近年、コスト競争の激化により従来の半導体単体のトレーディングビジネスは薄利になってきています。そこで豊田通商自らがエンジニアリング機能を保有し、建設機械や農業機械といった特殊モビリティ向けに、各種ハードウェア・ソフトウェアをパッケージ化したシステムを提案していくという、高付加価値ビジネスモデルへの転換に挑んでいます。
佐川
挑戦しがいがあるテーマですね。
松尾
はい。当社としてどんな付加価値が提供できるか、どのような営業活動をするべきか、0から1をつくるビジネスを苦労しながらも、楽しんで取り組んでいます。

※所属部署及び内容は取材時のものです。