社員INTERVIEW

水素事業 豊田大輝 HIROKI TOYODA [2023年入社] 学部理系水素事業 豊田大輝 HIROKI TOYODA [2023年入社] 学部理系
水素事業 豊田大輝 HIROKI TOYODA [2023年入社] 学部理系
from JAPAN/Tokyo

Q1 入社動機を教えてくださいQ1 入社動機を教えてください

幼少期に飲料の蓋についているシールを仲間で集め、サッカーボールをもらった経験があります。蓋についていたシールは、私たちにとっては非常に価値のあるものでしたが、ゴミとして捨てられていることが当時の私には印象的でした。大学では体温に新しい価値を見いだし、体温で充電できるデバイスの研究をしていました。そんな経験から、当たり前のように存在している太陽光や風を電気に変えることのできる再生可能エネルギー、資源を再利用する循環型社会構築という分野に興味をもち、この分野に注力している豊田通商に入社しました。

入社動機を教えてください

Q2 現在のお仕事を教えてくださいQ2 現在のお仕事を教えてください

新卒入社後、ネクストモビリティ推進部 水素事業開発グループに配属となり、水素利活用モデルの構築に向けて、港湾における水素化実証の策定やFC(燃料電池)多用途展開の業務を担当しています。
港湾では、日々大量のコンテナが荷降ろしされており、荷役機械と呼ばれる機器が稼働しています。コンテナを荷降ろしする荷役機械は軽油消費量が多いため、CO2を多く排出します。荷役機械の燃料を軽油からCO2を排出しない水素に転換することで脱炭素社会実現に貢献すべく取り組んでいます。現在は、自治体、荷役機械メーカー、荷役機械ユーザーを巻き込みながら、CO2削減に向けた最適案を提案しています。
FC多用途展開に関しては、船や建機、農機といったモビリティに対する水素インフラ導入を推進しています。

Q3 ビジネスを進めていく上で大変なことは?Q3 ビジネスを進めていく上で大変なことは?

カーボンニュートラルを達成するための手段の中でも水素は燃料補給時間が短く、コンパクトに燃料を貯蔵できるという利点があります。しかし課題となっているのはコストが高いということです。需要が大きくなればコストは下がるのですが、水素を運ぶために圧縮する設備や、水素ステーションを1つ建てるにしてもかなりのコストがかかります。逆もしかりで、水素ステーションが無ければ水素を燃料とした機械(需要)を増やすことができません。
現在港湾での利活用モデルの構築を目指していますが、事業を成立させるためには補助金をご支援いただいたり、世界各国の法令の問題をクリアしていかなければならなかったりと課題は多く、一筋縄ではいかない難しさを日々感じています。

ビジネスを進めていく上で大変なことは?

Q4 仕事の面白さは?Q4 仕事の面白さは?

さまざまな分野で仕事に取り組んでいる人がおり、シナジー効果を生み出せる点が豊田通商で働く面白さです。水素の分野においても、燃料電池や水素タンクの販売をしている部や水素サプライチェーンの構築を担当している部など多岐に渡るので、豊田通商のリソースをフル活用して事業を検討していけることも面白さだと思います。
また、水素ビジネスはこれからの領域なので前例がありません。ですので、一つ一つ足元を固めながら自分で絵を描いていけるところにやりがいを感じています。

ビジネスを進めていく上で大変なことは?

Q5 ビジネスのビジョンを教えてくださいQ5 ビジネスのビジョンを教えてください

私たちは水素のチームではありますが、あくまでも水素はカーボンニュートラル実現に向けた手段の1つに過ぎません。お客様にとって最適な方法で2050年のカーボンニュートラルを実現するというのを前提として考えています。ただし、今後水素が重要な役割を果たしていくと思いますので、普及に向けたハードルはまだまだ高いですが、豊田通商が取り組む注力分野の一つとして、将来を見据えた最適なモデルの構築を関係者と信頼関係を築きながら進めていきたいと思っています。

Q6 ご自身のビジョンを教えてくださいQ6 ご自身のビジョンを教えてください

まだ2年目ではありますが、上司と一緒に世界各国の政府関係者との議論やさまざまな場面での打ち合わせに参加させていただいたり、日々チャレンジングな環境に身を置かせていただいています。さまざまな情報を収集し、水素の知識を深め、いずれはこの分野ではNo.1と言われるような存在になりたいです。
また、将来的にプロジェクトマネジメントにも携わりたいと思っていますので、新規プロジェクトを立ち上げる際の課題や進め方、国・自治体と共に事業を推進していくことを学んでいきたいと思っています。

MESSAGE MOVIEMESSAGE MOVIE

※所属部署及び内容は取材時のものです。